複業家・Aのブログ

とある会社の「営業推進担当」兼「フリーランスのオンライン秘書」兼「Web広告評価者」兼「投資家」 をしている複業家・A(エー)のブログです。

私がパーソナルアシスタントになった理由

こんにちは!

時に会社員、時にフリーランスのオンライン秘書、時にWeb広告評価者、そして時に投資家の複業家・A(エー)です!

 


今日は、なぜ私が普通の会社員から複業の一つとしてパーソナルアシスタントを選択するに至ったかをお話ししたいと思います。

 

 

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まず、私のことを知っていただくために、お話しておかなくてはいけないことがあります。


皆さんは、HSPという言葉をご存知でしょうか?


ほとんどの方が耳にしたことのない言葉だと思いますので簡単に説明させていただきますね。


HSPとは、
Highly(非常に)
Sensitive(繊細な・過敏な)
Person (人)
を略した言葉です。

つまり、一般的な人よりも様々なことを感じやすい敏感なタイプの人のことをそう呼びます。

HSPによくある特徴は、
・大きな音が苦手
・驚きやすい
・人の感情などを敏感にキャッチする

などがあげられます。

 


実は、私はまさにこのHSPなのです。

 

 


周りの人は普通に過ごしている時間でも、HSPの私は驚いたりビクビクしたり、様々な感情にさらされることが多いです。
特技は、その場で相手が何を求めているのか高確率で読み取れること。
常に人の気持ちをほぼ無意識レベルでキャッチしながら生きています。

正直、疲れることもあります!


言い方は悪いですが、もっと鈍感になれればもっと人生楽なのになー。
自分の好きなことだけに意識を向けて自由に生きられるのになー。
と思ったりもします。


もちろんHSPでない人にもそれぞれ悩みや問題があることはわかっているものの、
それでも過敏でありすぎることに疲れた時は、つい自分の特性がうらめしくなるのです。

そんな特徴を持って生きているものですから、会社員として過ごしていると日々過敏すぎるがゆえのストレスにさらされて生きることになります。
普通に仕事をしていてもそばにイライラしている人がいるだけで、そのことが気になって仕方なくなったりします。
気にしないようにしようと努めても、HSPにはそれが出来ません。
自分の直接関係することでないにも関わらず、イライラ・ピリピリした空気をもろに受け取って消耗してしまうのがHSPなのです。

ちょうど自身がHSPであると自覚する少し前から、今後のキャリアについても悩んでいるときでした。

「このまま、ただ会社員としてだけの人生を歩むの?それで満足なの?」

と自問自答する日々を過ごしていました。


会社員としての仕事も大好きですが、自分という人間がどこまで通用するのか挑戦してみたいという気持ちが大きくなっていたのです。

 

それと同時に、HSPで常に気を張り詰めて神経をすり減らすことに疲弊した私は、次第に心から安心してのびのび働ける場所に居場所を作りたいとも思うようになりました。


そう考えた時、選択肢としてフリーランスとして働くことが思い浮かんだのは自然な流れでした。
フリーランスであれば、組織の中で過敏すぎる性格で消耗することなく、思う存分仕事に集中できると考えたからです。


さて、フリーランスで働こうというところまでは決まりました。


決めたところまでは良いですが、すぐに次の課題が浮き上がってきました。



「でも、何の仕事で勝負するの・・・・?」



というのも、私はHSPであること以外なんの特徴もない至って平凡なOL。
自慢できるようなスキルがあるわけでもなければ、コネも何もありません。
かたやネットなとでフリーランスで活躍する方々を見ていると、すごいスキルやセンスをお持ちの方々が活躍されていて、自らの劣等感をますます深める結果になりました。

「どうしよう・・・私には何もない・・・」


落ち込みながらもとにかく何か救いが欲しいと手に取った本(西野亮廣さん著の『新・魔法のコンパス』)に、このように書かれていました。

「自分の特徴を掛け合わせていくと、自らの希少価値が高まる」


「掛け合わせ・・・か」

それまで自分に何もないと嘆いてばかりいた私ですが、その言葉を見てまずは自分に何があるのかと、要素を棚卸することからはじめました。

・HSP
・美容オタク
・30代
・OL
・秘書
・調べ物が得意
・空気を読むのも得意
・興味をもったらとことん突き詰める
・TOEIC830点

・・・・

やっぱり取り立てて何もない、平凡な人間だ・・・
と肩を落としながらも、

ここで諦めてはこれまでの人生と何も変わらなくなってしまう!

と、思いつく限りリストアップしながらひたすら自身と向き合い続けました。

すると、なんとなく点と点が線になるのを感じたのです。



まず、私が一番長くやっていることは、間違いなく会社員。
なのでデスクワークにはそれなりに熟達しているはず。
職種の兼務や新規プロジェクトもよく担ってきたので、マルチタスクの処理能力も比較的高いと思う。
秘書経験もあるから、普通以上のビジネスマナーの知識や対人能力、管理能力はある。

 

という感じに、これまでのキャリアがつながって見えてきたのです。

 

そして、何よりも決め手となったのがHSPという特性。

HSPの私は、人よりも周囲の動きに敏感で、相手の求めるものが何なのかを察する能力に長けていたのです。

「その特徴って・・・秘書やアシスタントに最適じゃない?!」

 

という答えにたどり着いたんです。

道理でこれまで、秘書経験があると言うとやけに納得される事が少なからずあったのだと腑に落ちた瞬間でもありました。

意識して努力したこともあるけれど、無意識でそのように振る舞えるのは、もはや一つの才能なのでは?
と、ここでようやくあんなにうっとうしく感じていたHSPである自分を受け入れ、肯定することができたのです。

そのような経緯から、私は
30代×女性×秘書などのオフィス経験×HSPとしてのきめ細かさ×ネット好き

という特徴を掛け合わせ、オンラインで秘書サービスを提供するフリーランスの「パーソナルアシスタント」をはじめることになったのです。

この時しっかり棚卸をして自分と向き合ったおかげで、アシスタント業をしている時は他のどの仕事よりも生き生きと自分の仕事が出来ていると感じます。


また、ありがたいことにサービスをスタートしてから常に新規・リピーターのお客様にお声がけいただいていることも、自分の見出した希少価値の方向性が市場のニーズとマッチしていたのかなと感じます。


このブログを始めたきっかけは自分の記録としてではありますが、それと同時に、今現在組織や社会で生きづらさを感じている方々、自分には何もないと過小評価してしまう方々に、こんな私でも一歩踏み出せたよ!ということをお伝えするためのものでもありました。

なぜなら私が生きづらさにもがいていたとき、目に入る情報はすべて、何かに素晴らしく秀でている人や、自分には到底成し遂げられないような圧倒的努力を積み重ねた方(それも一つの才能ですよね)の成功談のような、いわゆる才能ある方の話しか見当たらなかったからです。
そのたびに、「何もない自分には無理だ…」と思い余計に自分の殻に閉じこもってしまっていたのを覚えています。

とはいえ、私も今でもフリーランス業だけで貯金はおろか食べていけているわけでもないので、決して成功しているとは言えません。
それでも、会社以外に居場所を自力で作ったことは、一つの大きな前進だと信じています。

毎日本当に充実している実感があります。



何もないなりに、そういう道のりもあるんだよ。


ということが、どこかの、どなたかに届くととても嬉しいです。



それでは、また。  

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